2019.11.27

亡くされた 悲しみ・・・

日ごとに寒さが身にしみる頃となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日、昨年にご葬儀をされました墓地使用者様のご自宅へ伺い

ご主人とお話させて頂きました

”妻が亡くなってから 約1年半くらい経ったのに 妻の物が中々処分する事ができなくて・・・

いつまでも取っておく訳にもいかないし 日々少しづつ処分している

毎週 土曜日にはお墓参りに行ってます”

と話して下さいました

お話をしている時の表情は 本当に悲しそうでした

愛する人を亡くされた悲しみは本当に計り知れないと思います・・・

『愛別離苦』という言葉があります

意味は「親、兄弟、妻子など愛するものと生き別れ・死に別れする苦しみ」です

この『愛別離苦』とは経験された事が無い方でもとても理解しやすい苦しみだと思います

お釈迦様が説かれた仏教には どう苦しみを乗り越えるかと話された教えがあります

何故 愛する人 大切な物を失う事が苦しいかと言いますと

この『愛』はその人 その物への『執着心』になるからです

私の妻 私の物 といった「私の」と云う『執着心』があるが故に

離れるという事がとても苦しく感じてしまします

お話を聞いてみれば そういう事かと頭では理解できるかと思いますが

実際は簡単には納得出来ません・・・

誰しもがわかっている事です

『諸行無常』という言葉も 一度はお聞きした事があるかと思います

”この世のものに 変わらないものはない”  

誰にでも 平等に死は訪れ  形あるものは少しずつでも変化する

という意味です

”愛する人とお別れする時がくるのも 誰にでも平等に訪れる事 それを受け入れる事が 大切だという事です”

簡単に受け入れ 理解できることではありません

言葉を理解しても納得できる事ではありませんが 悲しみを乗り越える 一つの尊い教えだと思います

ちなみにご主人は 以前 お話をした際に”書道”をやっておられると話しておりました

”書道はやっておられますか?”

とお聞きしたところ

”今は油絵をやってます 絵を描くと絵の事以外何も考えなくて良いので”

と話しておられました

何かに集中をすると云う事も 悲しみを紛らわす一つの手段だと思います

何かに集中! 皆様もそのような時間を大切にしてください!(^^)!